住宅・不動産営業のキャリアプランは?
どのようなステップアップを目指していける?
「営業職」と聞くと、どんな仕事を思い浮かべますか?
「外回りが中心」「テレアポが多い」など、人によってイメージする仕事は違うのではないでしょうか。
実は営業職にはさまざまな営業スタイルがあり、ひと言で営業職と言っても業種や会社によって仕事のやり方やスタイルはまったく異なります。
住宅・不動産業界も不動産賃貸仲介、注文住宅、リフォーム、用地仕入れなど、分野によって営業スタイルに違いがあるため、今回は営業スタイルの種類やそれぞれの仕事の特徴、営業スタイル別の向き・不向きについて詳しくご説明します。

自社の商品やサービスを顧客に提案・販売し、自社の売上や利益に貢献するのが営業職の仕事です。
でも、扱う商品や業種・職種によってアプローチの仕方が異なり、営業手法には大きく分けて「アウトバウンドセールス」と「インバウンドセールス」の2つの種類があります。
アウトバウンドセールスとは、営業が自分から見込み客に商品・サービスを売り込むスタイルの営業手法です。電話を掛けたり、メールを送ったり、飛び込みで訪問したり、顧客へ能動的にアプローチするプッシュ型の積極的な営業手法です。
アウトバウンドセールスは、顧客が商品・サービスに興味があるかないか、わからない状態でアプローチするため、断られることが多く精神的な負担が大きくなる傾向にあります。
インバウンドセールスとは、営業が自分からアプローチするのではなく、WEBサイトや広告などで情報発信を行い、それに対して問い合わせがあった顧客に提案していくスタイルの営業手法です。
顧客からの自発的に問い合わせを待つプル型の受動的な営業手法で「反響営業」と呼ばれることもあります。
商品・サービスに興味がある顧客への営業活動になるため、アウトバウンドセールスより成約に繋がりやすい傾向にあります。

営業手法は「アウトバウンド」と「インバウンド」の大きく2つに分類されますが、営業スタイルにはもっとたくさんの種類があります。
ここでは住宅・不動産業界によくある営業スタイルをピックアップしてご紹介します。

飛び込み営業はアポイントがない状態で、見込み客を訪問するスタイルの営業です。
たくさんの見込み客にアプローチできるのが強みですが、突然の訪問になるため、門前払いされることが多く、一日中外を歩きまわるため体力的な負担も大きめ。住宅・不動産業界ではリフォーム会社や土地活用の営業でよく用いられている営業スタイルです。
なお、街中で声を掛けるキャッチセールスも訪問販売に該当し、ごく一部ですが、このような営業スタイルを取り入れているハウスメーカーもあります。

訪問営業は顧客を直接訪問して商品・サービスを提案するスタイルの営業ですが、飛び込み営業とは違ってアポイントのある客先を訪問します。
顧客から問い合わせをいただいたり、事前にテレアポをしたり、アポイントの取り方はさまざまですが、不動産の査定依頼などで問い合わせをいただいた顧客を訪問する売買仲介営業でよく用いられている営業スタイルです。

ルート営業は既存の顧客を定期的に訪問し、信頼関係を維持・強化しながら、商品やサービスを提案していくスタイルの営業です。
既に取引のある顧客との関係構築に重きを置いた営業スタイルで住宅・不動産業界では、賃貸管理や建物管理など、不動産管理の営業でよく用いられています。
また、不動産会社を訪問しながら不動産情報を収集する用地仕入れの営業もルート営業とよく似たスタイルの営業になります。

来店営業は店舗やショールームに足を運んでくれた顧客に対して、提案を行うスタイルの営業で、カウンターセールスと呼ばれることもあります。
賃貸物件を探すために来店したお客様を接客する賃貸仲介営業、モデルルームを訪れたお客様に家づくりを提案する注文住宅営業など、住宅・不動産業界の営業職には来店営業のスタイルがよく用いられています。

内勤営業は電話やメール、オンライン商談などを活用して行う営業活動のことを指し、インサイドセールスと呼ばれることもあります。
住宅・不動産業界では、資産活用や投資用不動産のテレアポなどが内勤営業に該当しますが、内勤営業だけで仕事が完結することはなく、ある程度話が進んだタイミングで外勤営業(フィールドセールス)に引き継ぐケースが一般的です。

住宅・不動産業界には色々な営業スタイルの営業職がありますが、未経験者に最もオススメなのは来店営業です。
来店営業は飛び込み営業や訪問営業とは異なり、店舗内やモデルルーム内で商談を行うため、先輩・上司のサポートを受けやすく、わからないことがあれば、その場ですぐに相談することができます。
また、「家を建てたい」「部屋を探している」など、ニーズのあるお客様に提案するため、ガツガツ売り込む必要はありません。テレアポや飛び込み営業のように、冷たくあしらわれたり、無下に断られたりすることもほとんどないでしょう。
ALLAGIには注文住宅、分譲住宅、中古リノベ、用地仕入れなど、さまざまな分野の営業職がありますが、用地仕入れなど一部の営業職を除き、ほとんどの営業職で来店営業(インバウンドセールス)のスタイルが用いられています。
なお、来店営業は「どれだけ多くのお客様に来店していただけるか?」という集客力が重要になりますが、ALLAGIはマーケティングに力を入れており、抜群の集客力を誇っています。
問い合わせ件数は年間約2万件あり、Google等のクチコミでも高い評価を獲得しているため、多くのお客様を担当するチャンスがあります。
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住宅・不動産業界は個人主義の会社が多いなか、ALLAGIはチームワークを大切にし、みんなで協力しあって仕事をしています。
そのため、社内で顧客を取り合ったり、数字の競い合いでギスギスしたりすることは一切ありません。
また、お客様第一主義を掲げているため、目の前の数字だけを追いかけることもありません。
たとえば、注文住宅の営業が「このお客様には注文住宅より中古リノベの方が合っているのでは……」と、中古リノベの営業に自分のお客様を紹介することも。
自分の成績に固執せず仲間と協力しながら、お客様に本当に喜んでいただけるものを提案することにこだわっています。
▼部署の垣根を超えた2人の話を読む
採用サイトクロストーク

住宅・不動産業界の営業職は、分野によって営業スタイルが大きく異なります。
飛び込み営業が苦手な人でも来店営業では活躍できたり、ルート営業が得意な人でも内勤営業では結果を出せなかったり、人によって向き・不向きは必ずあるもの。
また、同じ分野でも会社によって営業手法が違う場合があるため、その会社がどのようなスタイルで営業活動を行っているのか事前にしっかりチェックするようにしましょう。
業種・分野・商材などで仕事を選ぶのもありですが、「どんな営業がしたいのか」「どのようにお客様と向き合いたいのか」をじっくり考え、自分に合った営業スタイルで仕事を探してみてはいかがでしょう。