これだけは押さえたい!
不動産営業の仕事でよく使う専門用語集

不動産業界で営業職を目指す方にとって、最初の壁となるのが「専門用語」の多さです。
お客様との打ち合わせや社内会議はもちろん、日常のふとした場面でも業界特有の言葉がたくさん使われます。そのため、初めは先輩たちが何の話をしているのかわからず戸惑ってしまうことも。

今回は不動産営業の仕事をするなかでよく使われる用語を厳選してご紹介します。
一般的に広く使われている用語から、業界の裏側で使われている隠語・俗語・略語のような用語もありますので、不動産業界への就職を考えている方はぜひチェックしてみてください。これらの用語をマスターしておけば、きっと不動産営業としてスムーズにスタートできるはずです。

contents

こんな方におすすめ!

  • 不動産業界の営業に興味がある人
  • 不動産に関わる知識を身につけたい人
  • 不動産業界のことを詳しく知りたい人

不動産業界でよく使われる基本的な業界用語

一般媒介契約(いっぱんばいかいけいやく)

不動産の売却を複数の不動産会社に同時に依頼できる契約のこと。
売主は複数の不動産会社に仲介を依頼し、その中で最も条件の良い買主を見つけることができます。複数の不動産会社と契約できる一般媒介契約に対し、1社のみと契約を結ぶ形態が専任媒介契約専属専任媒介契約です。

専属専任媒介契約(せんぞくせんにんばいかいけいやく)

不動産の売却を1社の不動産会社にだけ依頼し、その会社を通じてのみ売買契約を結べる契約のこと。
売主にとっては自分で見つけた買主とも契約できないなど、自由度は低いものの、そのぶん不動産会社が積極的に売却活動を行ってくれるというメリットがあります。

専任媒介契約(せんにんばいかいけいやく)

不動産の売却を1社の不動産会社にだけ依頼する契約のこと。
他の不動産会社に依頼できないところは専属専任媒介契約と同じですが、専任媒介契約の場合は自分で買主を見つけて物件を売却することができます。

重要事項説明書(じゅうようじこうせつめいしょ)

不動産売買契約または賃貸契約の不動産取引において、取引条件などの重要事項を記した書面のこと。
不動産会社は契約前に買主または借主に書面を交付し、宅地建物取引士が口頭で説明することが法律で義務付けられています。

レインズ(れいんず)

不動産会社が物件情報を登録・検索するためのネットワークシステムのこと。
国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営しています。売買仲介において、専属専任媒介契約または専任媒介契約で契約した不動産会社はレインズに物件情報を登録することが義務付けられています。

不動産業界でよく耳にする略語・俗語

青田売り(あおたうり)

未完成の物件を販売すること。
建物や宅地の造成工事が完了する前に、販売することを意味し、新築マンションや戸建分譲住宅の販売でよく見られる手法です。
確実に建物が完成するか不安が生じやすいため、宅地建物取引業法では、工事に必要な行政許可を受けてからでないと、広告や契約をしてはならないことになっています。

片手・両手(かたて・りょうて)

不動産売買仲介において、売主側と買主側を担当する不動産会社がそれぞれ別の場合は「片手」同じ場合は「両手」と言います。
両手の場合は売主と買主の両方から仲介手数料を貰えるため、ほとんどの不動産会社は両手取引を目指します。

仲手(ちゅうて)

仲介手数料の略。買主や売主が不動産売買仲介を依頼する不動産会社に支払う費用のこと。
賃貸仲介の場合も貸主や借主が仲介手数料を不動産会社に支払います。

あんこ業者(あんこぎょうしゃ)

売主側の仲介業者と買主側の不動産仲介会社の間に入り、仲介する業者のこと。
饅頭のあんこのように真ん中に隠れているように見えることから「あんこ」と呼ばれています。

客付け(きゃくづけ)

家を買いたい人、部屋を借りたい人を見つける仕事のこと。
不動産売買や不動産賃貸において、購入希望者または借主を探し、物件を紹介する不動産会社のことを客付け業者と言います。

元付け(もとづけ)

物件の所有者から直接、売買や賃貸の依頼を受けること。
依頼を受けた物件を販売・賃貸するために広告宣伝を行う不動産会社のことを元付け業者と言います。

物件に関する用語

宅地(たくち)

建物を建てるために使われる土地のこと。
なお、分譲地は不動産会社などが面積の大きな土地を区画整理し、宅地として小分けに販売している土地のことを意味します。

居抜き(いぬき)

設備や家具などがついたままで売買または賃貸借される物件のこと。
店舗、オフィス、工場などの物件に多い取引形態で、営業用設備や内装が付帯しているため、買主や借主はすぐに営業活動を始めることができます。

上物(うわもの)

土地の上にある建物のこと。
不動産広告で「売地・上物あり」と書かれていれば、土地の上に建物が建っている状態を意味します。

スケルトン(すけるとん)

建物の骨組みのこと。
内装や設備が一切なく、柱・梁・床・天井だけの状態の物件をスケルトン物件と言います。

専有面積(せんゆうめんせき)

マンションやアパートなどの集合住宅で、その部屋の所有者だけが使える面積(部屋の内側)のこと。
バルコニーや玄関ポーチは含まれないのが一般的です。

建ぺい率(けんぺいりつ)

敷地面積に対する建築面積の割合のこと。
建ぺい率は、用途地域(第一種住居地域、商業地域など)ごとに上限が定められており、建物を建てる際にはこの上限を超えないようにする必要があります。

用途地域(ようとちいき)

計画的な市街地を形成するために、都市計画法にもとづいて用途に応じて13地域に分けられたエリアのこと。
住居系、商業系、工業系の大きく3つに分類され、エリアによって建てられる建物等の種類や大きさなどに制限があります。

不動産の営業活動に関する用語

反響(はんきょう)

資料請求や問い合わせなど、不動産会社に対して、顧客側からアクションがあること。
不動産会社の営業は反響があった顧客に対して営業活動を行うのが一般的で、このような待ちのスタイルの営業手法を反響営業と言います。

追客(ついきゃく)

問い合わせや資料請求のあった顧客に対し、継続的にアプローチをかけ、成約に繋げる営業活動のこと。
他の業界でも行われている営業活動ですが、不動産業界でよく使われる言葉です。

クロージング(くろーじんぐ)

営業活動において商談を契約へと結びつける最終段階のフェーズのこと。
契約を締結させることを目的とした営業活動で、媒介業務や不動産取引の完了を意味します。

まとめ

いかがでしたか?聞き覚えのある用語もあれば、初めて目にする用語もたくさんあったのではないでしょうか。

不動産営業の仕事には、宅地建物取引業法、建築基準法、借地借家法、都市計画法など、さまざまな法律が絡んでくるため、「難しい」と感じてしまう人も多いはず。でも、今は難しく感じる用語も、慣れてしまえば自然とスラスラ口から出てくるようになるのでご安心を。

ALLAGIで活躍している営業社員も、「両手ってどういう意味?」「スケルトンって何のこと?」など、最初は業界用語がさっぱりわかりませんでした。でも、ALLAGIは新入社員研修、外部研修、クオリティ向上ミーティング、1on1ミーティングなど、社員の成長をサポートする環境づくりに力を入れているため、業界用語をはじめとする知識や営業スキルをしっかり身につけることができるんです。

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