
分譲住宅営業ならではの
やりがいと魅力を詳しく解説!
不動産業界には「賃貸仲介営業」「売買仲介営業」「販売営業」「仕入れ営業」の大きく4つの営業職があります。今回はそのなかで「賃貸仲介営業」の仕事について詳しく解説します。
「賃貸仲介営業」は部屋を借りたい人と、部屋を貸したい不動産オーナーの間に立って賃貸契約を仲介する仕事です。不動産業界のなかで最も身近な仕事ですが、日々どんな業務をこなしているのかわからない人も多いはず。
この記事では、賃貸仲介営業の仕事内容や向いている人の特徴などをわかりやすく説明します。
お客様のニーズに合わせて最適な賃貸物件(マンション、アパートなど)を紹介し、賃貸契約の締結をサポートするのが賃貸仲介営業の役割です。
業務の流れは「物件情報の発信」「顧客対応」「物件提案・内見の案内」「契約手続きのサポート・引き渡し」の大きく4ステップに分類することができ、ここではそれぞれの業務内容を詳しく説明します。
賃貸仲介は自社のホームページや不動産ポータルサイト、SNSなどを使って集客を行っています。そのため賃貸仲介営業の仕事は、顧客に紹介する物件情報を取りまとめてサイトに掲載するところからスタートします。
この業務は「どれだけ質の高い情報を発信できるか?」「どれだけ物件の魅力を伝えられるか?」が重要なポイント。物件写真を撮影したり、近隣情報をチェックしたりしながら情報を取りまとめ、各サイトに物件データを登録します。
ホームページや不動産ポータルサイトで集客を行うため、賃貸仲介は問い合わせいただいたお客様に対応していく完全反響営業です。なかには飛び込みで来店されるお客様もいらっしゃいますが、基本的にはメールや電話で来店予約(または内見予約)をするケースがほとんど。
メールや電話での問い合わせに対応し、お客様とアポイントの日時を設定します。なお、「○○マンションを内見したい」など、物件が特に決まっていない場合は、家賃・間取り・立地などの希望条件を事前にヒアリングします。
お客様の希望を細かくヒアリングしたうえで、条件に合った物件を複数紹介します。そのうえでお客様が希望する物件があれば、物件にご案内し、内見を行います。
間取りや設備、日当たり、周辺環境などを説明しながら、メリットもデメリットもお伝えします。
お客様が物件を決めた後は物件の概要、契約期間、賃料、敷金、礼金、更新料などの重要な項目が記載されている要事項説明書に沿って説明を行います。
また、入居審査のサポートや契約書の作成、賃貸契約締結のサポートも行い、鍵の受け渡しまで担当します。
09:00…出社、メールチェック
09:30…物件の写真撮影
10:00…ポータルサイトへの物件情報の登録、情報更新
11:00…来店客の対応
11:30…内見のご案内
12:00…お昼休憩
13:00…問い合わせ対応
14:00…来店客への物件紹介、内見のご案内
16:00…保証会社への審査依頼
17:00…書類作成
18:00…退社
賃貸仲介も売買仲介もどちらも不動産取引を仲介する仕事であることに変わりはありません。でも、賃貸契約か、売買契約では仕事の難易度や求められる知識、得られる収益などが大きく異なります。
ここでは賃貸仲介と売買仲介の違いをわかりやすく説明します。
不動産売買仲介の場合、取り扱う物件の売買金額は数千万以上になるケースがほとんど。なかには億単位の不動産取引を仲介することもあります。
一方、不動産賃貸仲介の場合、賃料は数万円から高くても数百万円です。そのためお客様の意思決定のスピードにも大きな違いがあり、不動産賃貸仲介の場合は即決で契約が決まることも多々あります。
賃貸仲介営業も売買仲介営業も、仲介を成立させたことに対する報酬として仲介手数料をもらい収益を得る仕事です。
賃貸の仲介手数料は原則として「家賃1ヶ月分+消費税」が目安となりますが、売買の仲介手数料は「売買価格の3%+消費税」が目安となり、1回の仲介によって得られる手数料にも大きな開きがあります。
そのため、売買仲介営業と比べると賃貸仲介営業の年収は低い傾向にあり、年収300~500万円程度が一般的。売買仲介営業は年収が1000万円を超えることも珍しくありませんが、賃貸仲介営業で高収入を狙うのは現実的にかなり難しいでしょう。
一般的に賃貸仲介営業より、売買仲介営業の方がより専門的な知識が必要になります。
賃貸仲介営業の場合、必要なのは物件情報や賃貸借契約にかかわる知識。売買仲介営業の場合は物件や契約の知識に加え、住宅ローンや税金、法律などの知識も必要になります。
また、不動産売買は取引額が高額になるため価格や取引条件を交渉するスキルも必要になります。
先述の通り、不動産賃貸は即決で契約が決まることが多いため、お客様とのやりとりも短期間で完結します。ただし、住み替えなどの需要で数年後に再来店されることもあり、同じお客様のお部屋探しを何度もお手伝いするケースも。
一方、不動産売買は多くのお客様にとって一生に一度の出来事です。そのため、リピート利用は少ないものの、1回のお取引をじっくり時間をかけてサポートするため、お客様と深い関係性を築けるのが特徴です。
実際にALLAGIでもお客様の新居に招待されたり、食事に誘われたり、不動産売買をサポートしたお客様と深い関係を築いている営業が少なくありません。
賃貸仲介営業は動く金額が低く、即決で契約が決まるケースが多いため、未経験でも数週間で初契約を狙うことができます。
他の不動産営業と比べて、賃貸仲介営業は歩合給の占める割合が少なく、基本給が手厚く設定されているケースが多い傾向にあります。そのため、毎月の収入が大きく変動することはありません。
賃貸仲介営業は他の不動産営業と比べて、仕事の難易度は低めです。住宅ローンや税金など、難しい知識も必要ないため、未経験でも始めやすい仕事です。
会社によっては歩合給の占める割合が高い会社もありますが、賃貸仲介営業は売買仲介営業と比べると1件あたりの単価が低いため、歩合で大きく稼ぐことはできません。
売買仲介営業ほど専門的な知識を必要としないため、業務を通じて習得できる知識・スキルにはどうしても限りがあります。
他の不動産営業と比べると、高度な交渉力や営業力を求められる場面が少ないため、スキルを磨くためには意識的に自己研鑽に励む必要があります。
賃貸仲介営業の仕事は土日が忙しく、平日休みが一般的です。また、1~3月は繁忙期となり、来店数や成約数が大幅に増加するため、有給休暇が取りづらくなり、特に土日に休みを取るのは難しくなるでしょう。
「どんな間取りが良い?」「車はある?」「洗濯は部屋干し派?」など、お客様と会話をしながら上手にニーズを引き出せる人は、お客様のイメージにマッチする物件を提案できるでしょう。
良い物件はすぐ埋まってしまうため、賃貸仲介営業の仕事はスピード勝負。お客様からの問い合わせに迅速に対応し、すぐに内見の予定を取り付けるなど、スピーディーに行動できる人は成約率も高くなるでしょう。
「この間取りは生活しやすそう」「これくらい収納があると便利」「このキッチンは使いやすい」など、住宅に興味があり細部にまで目が行き届く人は、お客様目線で提案ができるでしょう。
「このパン屋さんは美味しい」「あのスーパーは安い」「夜、歩くときはこの道が安全」など、地域情報を熟知している人は大きな強みになります。その地域の出身で、地域に根ざして働きたい人は賃貸仲介営業として活躍できるはずです。
いかがでしたか。賃貸仲介営業は売買仲介営業ほど、難しい知識を必要としないため、未経験でも始めやすい仕事です。営業職ですから少なからず数字のプレッシャーはありますが、それ以上に、進学・就職・転勤・結婚など、お客様の人生の節目に寄り添い、新生活のスタートをサポートしていくやりがいを感じられるはずです。
なお、ALLAGIの場合、賃貸仲介事業は行っておらず、売買仲介事業のみとなりますが、ALLAGIの売買仲介営業もお客様の人生に寄り添えることに大きなやりがいを感じています。
実際のエピソードを読む
ちなみに、売買仲介営業は賃貸仲介営業と比べて、収入が不安定になりがちですが、ALLAGIは固定給に重きを置き、歩合給の割合を控えめにしているため毎月の給与が大きく変動することはありません。
その一方で、仕事の成果は昇給・賞与でしっかり還元しているため、年収1000万円以上の高収入を狙うことも可能です。もし、収入面の不安だけで「賃貸仲介営業の方がいいかな…」と思っている方がいれば、ALLAGIのような会社があることもぜひ知っておいてください!