
誰よりも地域に詳しくなるため、スーパーの価格帯まで調べ尽くす
H.R
私は18歳からビルや商業施設の工事現場で作業員として働いていました。そんな私が“住宅”に興味を持ったのは、マイホームを建てるため、ハウスメーカーに家づくりの相談をしたのがきっかけです。担当の営業さんがとても誠実な方で、土地探しから資金相談まで、親身に対応してくれて、すべての時間が楽しかったんです。
その後、勤めていた会社で施工方法などを提案する仕事に少しだけ携わる機会があり、本気で営業の仕事に挑戦したいと思うように。当時35歳で未経験からの転職には躊躇しがちな年齢ですが、「出来る出来ないではなく、営業という仕事にトライしたい」という気持ちが強かったですね。そして何の営業がやりたいか自問自答したとき、頭に浮かんだのが住宅営業でした。
かつて私の家づくりを担当してくれた営業さんのように、お客様に寄り添う家づくりがしたいという気持ちで、お客様ファーストを掲げていたALLAGIに入社しました。
まったくの未経験で入社したものの、2ヶ月目で初契約を獲得し、その後も1ヶ月半に1棟くらいのペースで契約をいただき、どんどん受注件数が積みあがっていきました。正直、こんなに上手くいくと思っていなかったので、自分でも驚いたくらいです。
私はもともと口下手で世間話も苦手なタイプ。ただ、入社当時から、“お客様には良いことも悪いこともすべて伝える”ことに徹底してこだわっていました。また、「お客様にとって家を建てる意味は何か?」「新しい家でどんな生活を送りたいのか?」という視点で、建てた後の暮らしを想像しながら、お客様と向き合っていましたね。
もしかすると、天才的なトークスキルや営業テクニックを持った人なら、売りたいという気持ちだけで売れるのかもしれません。でも、私にはそんな天性の才能はありませんから、売りたいという気持ちだけではダメ。お客様にとって何が一番良いかを考える、誠実さが大切なのだと思っています。
お客様ファーストの姿勢でお客様と向き合っているため、お客様アンケートでは「Hさんに会えて良かった」「Hさんと話せて楽しかった」という言葉をいただけていますし、「営業ガチャ当り!」と言われたことも(笑)。こういった言葉をいただけたときが、営業として一番嬉しい瞬間ですね。
ご夫婦のお客様と打ち合わせをする際は、お二人のうちどちらがより多く家づくりの希望を出せるか、ゲーム感覚でそれぞれの意見を交互に言い合ってもらっています。これは、お客様のこだわりや大切にしたいことを把握するために行っている、私なりのやり方です。
私の営業スタイルは完全自己流ですが、住宅や不動産の知識は上司からたくさん学ばせてもらっています。“聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥”だと思っているので、何度も同じ質問をすることもありますよ。通勤時間中もYouTubeを見て勉強し、住宅の知識は身につきましたが、不動産や金融の知識はまだ不足しているため、もっと勉強して宅建やFPの資格を取りたいと思っています。